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黒留袖とは

  • kimono-to-obi
  • 2017年10月25日
  • 読了時間: 3分

黒留袖とは

黒留袖とは、もっとも格の高い正礼装で、既婚女性だけが着ることのできる着物で、結婚式や式典などの華やかなシーンに最適な装いです。

主に、結婚式で新郎新婦の母親や仲人の装いになり、新郎新婦の母親が黒留袖を着用する場面に限り、姉妹や新婦も着られます。

ただしゲストは招かれる側なので、黒留袖よりも下の格の着物を装うのがマナーです。裾に絵羽模様があり、模様の多くはおめでたい意味がある吉祥文様です。

黒留袖には、丸帯・袋帯・礼装用綴れ帯を合わせます。

◆他の礼装と異なる5つの特徴と注意点◆

せっかく着物を着るのだからと、つい個性を出したくなりますが、洋装の式服と同じ意味がある黒留袖の場合は絶対NGです。

格調高さと重厚な厳かさで見せる儀式用の式服になるため、決められたルールを守る必要があります。

染め抜き日向五つ紋で正礼装にランクアップした色留袖と色無地にも同じルールが適用されます。

①必ず五つ紋を入れる

もっとも正式な染め抜き日向五つ紋を入れます。

レンタルの場合は、どの家系でも使える五三の桐や梅などがついています。

また、自分の紋を貼れる貼り紋もあります。

②比翼仕立てにする

戦前までは着物に白羽二重か白の一越縮緬(いちこしちりめん)の着物を重ねて着ていましたが、現在は裾と衿部分が2重に重なって見えるように、比翼仕立てにするのが主流です。

③絵羽模様になっている

黒留袖と色留袖、訪問着に共通するのが絵羽模様という柄付けです。

白生地の反物を、まずは着物に仮仕立てし、縫い目で柄がつながるように染めた仮絵羽という状態で店頭などに並びます。

④白金銀の小物は必須

半衿、帯揚げ、帯締めは、フォーマル用の中でも最高格である白金銀のものを合わせます。

これ以外の色を使うことはできません。また地紋や模様は吉祥文様を選びます。

⑤飾り躾(しつけ)がついている

衿と見頃の境目に見える糸は飾り躾といい、躾糸ではありません。

きせを整えたり、型くずれを防ぐ役割があるため、地域差はありますが一般的には、はずさずにつけたまま着用します。

関連サイト

帯はもちろん、草履や草履バッグセット、髪飾りや帯締め・帯揚げなどの装飾小物から、長襦袢や肌着、足袋などの着付小物まで、着物関連のアイテムがひと通り揃うネット通販総合サイト。

黒留袖をネットで気軽にレンタルできるサイト。

着るのに必要なものが全てセットになったフルセットレンタルなので、初心者でも安心。

和装お役立ちサイト “Enjoy Kimono Life 365days!”をテーマに、着物に興味を持ち始めた初心者から、着物エキスパートの上級者まで、幅広い着物好きを応援する和装お役立ちサイト。


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