色留袖とは
- kimono-to-obi
- 2017年10月27日
- 読了時間: 2分

黒留袖と同じ、裾回りのみの絵羽模様のある既婚女性礼装です。
黒留袖との違いは紋の数によって格付けが変化することです。
染め抜き日向五つ紋をつけると黒留袖と同格の正礼装に、三つ紋・一つ紋で準礼装になります。
式服となる五つ紋つきでは着用シーンが限られることから、あえて三つ紋・一つ紋で準礼装にし、パーティなどにも着られるようにするのが主流です。
黒色を忌みとする宮中では、色留袖が正礼装になります。
最適な着用シーンは、結婚式・式典・格式あるパーティ・お茶会などに最適です。
帯は、五つ紋・三つ紋の色留袖には丸帯・袋帯・礼装用綴れ帯を合わせます。
さらに、一つ紋の色留袖には、おしゃれ用袋帯も合わせられます。
◆格式ある式典に◆
新郎新婦の姉妹の立場で結婚式に参列する場合や、授賞式など格式のある式典には、黒留袖に準じて、最高格の帯と小物合わせをします。
比翼仕立てではない場合は、白の伊達衿を重ねます。
◆ホテルでのパーティに◆
三つ紋・一つ紋の色留袖は、帯揚げと帯締めを色つきの礼装用に変えて華やかさを出すことができます。
伊達衿にも色を足すと、顔回りの挿し色となり、より華やかさがアップします。
最近では黒留袖よりも華やかで、訪問着より格があることから、未婚女性でもパーティ着として着ることもあります。
◆紋の数と格◆
・五つ紋…染め抜き日向五つ紋で黒留袖と同格の最高格になります。
・三つ紋…染め抜き日向三つ紋で準礼装になります。現在は着用範囲を広げるために、あえて準礼装にすることが多いです。
・一つ紋…染め抜き日向一つ紋で準礼装になります。三つ紋と同様にあえて一つ紋で準礼装にすることが多いです。
関連サイト
帯はもちろん、草履や草履バッグセット、髪飾りや帯締め・帯揚げなどの装飾小物から、長襦袢や肌着、足袋などの着付小物まで、着物関連のアイテムがひと通り揃うネット通販総合サイト。
色留袖をネットで気軽にレンタルできるサイト。
着るのに必要なものが全てセットになったフルセットレンタルなので、初心者でも安心。
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